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呂久呂が歩んだ100年
呂久呂の始まりは明治の半ば。東金から現在の千葉中央へ移住してきた創業者が「福千屋(ふくちや)」の屋号で履物屋を開いたところから物語がスタートします。当時は軍の隊員さんが履く靴を卸したり、花街だった「蓮池通り」の芸者さんたちにも人気の履物屋でした。そして戦後の混乱で一時閉店していた跡地を、陶芸が好きだった3代目が陶芸ギャラリーとして復活させたのです。
3代目が全国を巡って収集した陶芸作品を展示したギャラリーの名前は呂久呂。陶芸の道具「ロクロ」の当て字です。また「日常生活と陶芸を近づけて、もっと気軽に楽しんで欲しい」という願いから、1981年には店内にカフェも開業しました。以来半世紀、カフェ専業となった今でもその思いは大切に受け継がれています。
その一つが、店舗奥に残る壁一面のオブジェです。
これは開業当時、店主が才能のある陶芸作家を支援し、
買い取った陶板作品を壁面に埋め込んで作ったもの。
その店舗と一体になった巨大なアート作品は、
カフェ呂久呂の象徴として今もなお、
訪れるお客様に温かな安心感をご提供し続けています。
コーヒーへのこだわり
一言でコーヒーといっても、産地やその年の気候、焙煎方法や挽き方、淹れ方などによって味わいは千差万別。呂久呂ではフルーティさやフローラルな香りが楽しめる品種を中心に、コーヒー本来の持ち味を活かすローストを大切にしています。丁寧にハンドドリップしたコーヒーを、一つひとつ形の違う陶器のカップでお楽しみください。
また店内のシンボルとなっている大きなウォータードリッパーを使い、じっくりと一晩かけて抽出する「水出しコーヒー」は、渋みや苦みの少ないまろやかな味わいが特徴です。ゆったりと寛ぎたいカフェタイムには「やっぱり呂久呂の水出しコーヒーが一番ね」と言っていただける自慢の逸品です。アイスコーヒーの印象がありますが、温めてホットでも。手作りケーキと一緒にお召し上がりいただくのがおすすめです。